熱水で、完全溶解。消失することで、残った糸に新たな命を吹き込みます。

熱水で、完全溶解。消失することで、残った糸に新たな命を吹き込みます。

世界で初めて、ポリビニルアルコール (PVA) 繊維ビニロンを開発したクラレ。その半世紀にわたるPVA合成の研究から生み出された素材が、<ミントバール>です。 <ミントバール>は、テキスタイルの製造工程で補助材として使用します。最終工程で熱水処理することで、完全に溶解・消失。消失し、テキスタイルの新たな価値を生み出します。

<ミントバール>の構造式

世界初。クラレが開発に成功した熱成型可能な水溶性長繊維。
世界初。クラレが開発に成功した熱成型可能な水溶性長繊維。

<ミントバール>の溶解後、残った糸は、ふんわり変身。

熱水処理で<ミントバール>が溶解すると、残った糸と糸の間に隙間が出来ます。それがふくらみとなり、嵩高性を増し、ふんわりとした風合い、軽さ、通気性を持った仕上がりとなるのです。

溶解前 溶解後
溶解前溶解後

天然繊維とのコラボで、より高機能に、より高品質に。

<ミントバール>の特徴
「太さが均一長繊維」太さが均一な長繊維です。天然繊維と組合せしやすく、溶解性も良いので、高品質な糸が生産出来ます。「水溶性繊維」工程補助材として使用し、最終工程で溶解させることで、極細・ストレッチ・中空軽量等の高機能糸が生産出来ます。「優れた溶解性」低分子量ポリマーが原料。そのため、糸セット他の熱がかかっても、溶解性に影響が出ません。また細繊度が可能なので、溶解量が少なく環境負荷も少なくなります。<ミントバール>+天然繊維=高機能・高品質な糸が生産可能。「高付加価値」